大阪府交野市の山本景市長は18日、衣料品通販大手ZOZO(ゾゾ)創業者の前澤友作氏から市に500万円の寄付を受けたと明らかにした。「給食センター屋上への太陽光パネル増設に活用し、学校給食無償化の財源に充てたい」としている。 前澤氏は昨年12月、ふるさと納税を活用し、再生可能エネルギーに関心の高い自治体への総額5億円の寄付を表明。府内13市を含む347の自治体から応募があったという。同市は、山本市長が自ら公共施設への太陽光パネル設置の企画を書いて応募したところ当選した。前澤氏側は当選自治体名を公表していない。 同市では物価高騰対策として3学期に実施しようとした学校給食の無償化案が、財源を理由に市議会で認められなかった。山本市長は「太陽光パネルを増設すればわずかだが、市に継続して収入がもたらされ、給食無償化の一助にできる」と話している。