就活生に職場情報開示、3月から 企業に義務、ブラック対策で 2016/2/24 19:17 | 2/24 19:20 updated 昨年の合同会社説明会で熱心に説明を聞く学生=2015年3月1日、東京都内 就職活動中の学生が求めた場合、企業に職場情報の提供を法律で義務付ける制度を政府は3月1日から始める。若者を酷使するブラック企業が社会問題となる中、職場の実態を事前に知ることで就職先を選びやすくし、不本意な早期離職といったつまずきを防ぐ狙いだ。1日には来春卒業予定の大学生らの就活が本格スタートする。企業選びの有効な手段となることが期待される。 制度は、昨年9月に成立した青少年雇用促進法に基づく。幅広い職場情報を公表するよう企業に求めた上で、就活生からの要請があれば情報提供しなければならない。対象は、離職率や平均勤続年数といった「募集・採用」など3項目。