ゼニトのアルシャービン(左)は、チームをCL決勝トーナメントに導くことができなかった【Getty Images】 今季のチャンピオンズリーグ(CL)で東欧勢の6クラブは非力だった。決勝トーナメントに進出したクラブはゼロ。ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)、ディナモ・キエフ(ウクライナ)、シャフタル・ドネツク(ウクライナ)、BATEボリソフ(ベラルーシ)、CFRクルージュ、ステアウア・ブカレスト(共にルーマニア)の計6チームは、目立った功績を残すことなく、欧州最大のカップ戦から姿を消した。 唯一の慰めは、グループリーグ3位に与えられるUEFAカップの出場権(要は敢闘賞みたいなもの)を、ゼニト、ディナモ・キエフ、シャフタル・ドネツクが手にしたぐらいで、残りの3チームは予想通りの最下位となった。 私は、グループリーグが始まる直前、「ゼニトが台風の目となる」と絶対の自信を持って予想した。結