神戸市は16日未明、男子高校生の新型インフル感染について検査結果を発表するとともに、感染源や男子高校生から感染した人を調べて拡大を防ぐ「積極的疫学調査」を始めた。 神戸市はまず、男子高校生を診た医師に聞き取り調査をした。その結果、男子高校生の翌日に似た症状で受診した同じ高校の2年生女子生徒の情報を得た。さらに、この医師の知人である別の医師も、同様の症状の同じ高校の2年生男子生徒を診ていたことがわかった。 3人とも海外渡航歴がなく、国内で感染したと考えられる。症状が出てから感染症の指定病院に入院するまでに数日たっており、その間に同級生や同じクラブの生徒ら周囲の人が感染した恐れもある。 積極的疫学調査は、二次的に感染した可能性のある人を早く見つけ出し、症状があれば医療機関に搬送し、なければ自宅待機してもらうことによって、ウイルスを封じ込め、感染拡大を防ぐ対策。国の新型インフルエンザ対策行