"Malleus Monstrorum"――「魔物の鉄槌」がとうとう翻訳されました! 300種類を上回るクリーチャーと神格を納めた、クトゥルフ神話怪物事典の決定版ともいうべき大作です。 元々この本がターゲットにしているコアゲーマーならとっくにご存知かもしれませんが、ゲーマーではない、単純にクトゥルフ神話ものが好きな人にも、この本非常におすすめです。ヨグ=ソトースやらアザトースやらの「おなじみの」面子だけに留まらず、聞いたこともないような妖神邪神のお歴々がてんこ盛り!(きれいなジャイアンならぬ「きれいなクトゥルフ」サニドなんてのがいるんだぜ。知らんかった) しかし、マイナーな怪物が載ってるだけがこの本の価値ではないのです。『マレウス・モンストロルム』の最も優れた点は、卓越したグラフィックセンスです。 モンスター事典とは言いながら、この本の神話怪物には、まともに姿を描いたイラストがありません。
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