フィラデルフィアは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州南東部にある同州最大の都市。ニューヨーク市とワシントン D.C. の中間に位置し、東海岸第二、全米第六の人口を持つ北アメリカ有数の世界都市。 Wikipediaより引用 https://ja.wikipedia.org/wiki/フィラデルフィア
米ペンシルベニア州フィラデルフィアの端に、住民間でバッドランドと呼ばれている場所がある。そこでは、全米でも最も純度が高いヘロインが一袋わずか5ドルで手に入る。長さ約800メートルのこの線路が大勢のヘロイン中毒者たちの拠り所となっているが、市が来週この場所の撤去に取り掛かる。中毒者たちはどこに向かうのか? フィラデルフィア市フェアヒルのガーニ―通りの端まで行くと、塗装されていない道が現れる。そこを抜けると、古い自動車修理会社が見え、その裏手から下の線路へとつながっている。 道なりに進むと、橋の下に仮設の麻薬常用者のたまり場が目に入る。そこでは、ヘロイン中毒者たちが人目を忍んで集まっている。地面は使用済みの注射器や注射器のふた、麻薬を加熱する際に使用する容器でいっぱいだ。中毒者たちはヘロインを打つため木のテーブルの周りに立ち、静脈を浮き出すために腕に止血帯を巻いて上腕のあたりを軽く叩いていた。
【9月4日 AFP】車を止める場所を見つける間にも、薬物を注射している男性が視界に入ってきた。暗い色のズボンをはき、スエットシャツの袖を半分たくし上げて腕を出したその男性は、ごみが散らかった歩道に立ち、体を揺らしながら腕に注射針を刺していた。 ■米東部最大の屋外ドラッグ市場 私が車で到着したのは、ノースフィラデルフィア(North Philadelphia)のケンジントン(Kensington)地区。ここを訪れたのは、ラジオで聞いた話を追跡取材するためだ。線路沿い半マイル(約0.8キロ)にわたり米東部最大の屋外ドラッグ市場があると言われていた。ヘロインの問題が深刻化しているこの地域の実態はどれだけひどいもので、未曽有の麻薬依存が広がっているか、メディアが半年おきぐらいに報じるほどだった。 ペンシルベニア州フィラデルフィア・ケンジントン地区の「ヘロイン・キャンプ」付近で足にヘロインを注射する
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