大阪府内で、新型コロナの医療体制が危機的な状況となる中、和歌山県は、入院先が決まらない患者が、酸素吸入などの処置を受ける待機所での医療活動を支援するため、DMAT=災害派遣医療チームの医師6人を大阪に派遣することになりました。 大阪府内では、入院先が決まらずに、救急車の中などで長時間、待機を余儀なくされる事態が相次いでいて、大阪府は、患者が一時的に酸素吸入などの処置を受ける待機所を、大阪市内に2か所設置しました。 こうした中、和歌山県は、大阪府からの要請をうけて、DMAT=災害派遣医療チームの医師6人を待機所に派遣することを決めました。 医師たちは、30日、新たに設置された2か所目の待機所で、来月10日までの期間、交代で医療活動にあたることにしています。 和歌山県DMATの岩崎安博 統括DMAT医師は、「大阪は救急医療全体が危機にひんしている可能性がある。待機所にいる患者の状況を適切に判断