厚生労働省は31日、平成22年の人口動態統計の年間推計を発表した。日本在住の日本人の人口は、自然減が12万3000人となる見通しで、初めて自然減が10万人台を突破する。出生数は微増したが、死亡数が昭和22年の統計開始以来最多の119万4000人を記録したため。自然減は4年連続で、人口減少に歯止めがかからなくなっている。 人口動態統計の年間推計は、1月から10月までの速報値を基に1年分を推計している。 出生数は前年比965人増の107万1000人。厚労省では出生数の増加について「推計値なので誤差の範囲内。前年を下回ることもあり得る」と説明している。ただ、出産適齢期の女性が減少する中で出生数が横ばいとなっているため、22年の合計特殊出生率(1人の女性が生涯に産む子供の平均数の推計値)は前年(1.37)を上回る見通しだ。 死亡数は高齢化が進み前年比5万2000人増となり、8年連続で100万人を超
平成22年は高齢者の不明問題や児童虐待など「家族観」が問われる1年でもあった。絆(きずな)の崩壊が叫ばれる中で、新年はどのような年になるのか。東京都の石原慎太郎知事は日本で長く暮らす外国人と「この国の行方」をテーマに対談し、数々の疑問に答えた。出席者は米国籍で翻訳業、川嶋ロイスさん(65)▽中国出身で東京都足立区外国人生活相談員、柳啓華(りゅう・けいか)さん(59)▽韓国籍で韓国広場社長、金根煕(キム・クンヒ)さん(54)だ。(進行・社会部編集委員 石元悠生) −−昨年は高齢者の所在が分からなくなる事態が相次ぎました 川嶋「信じがたいです。役所の記録の管理が悪いのではありませんか」 知事「いや、家族の問題です。おじいちゃんが30年前に死んでいるのに年金をもらうためにお父さん、孫がそれを隠して、ミイラになるまで置いておいた。私は平和の毒といっています。日本人は緊張感なしに生きてきて、なんでも
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