きのうの続き。 電車を寝過ごし、知らぬ土地へ解き放たれたボクは、 マン喫もない、何もない町をみて途方に暮れた。 タクシーで帰るかと 自宅までの運賃を尋ねてみたら、 メガネを外した、のび太と 同じような目になるくらいの金額。 そんなお金はない。考える間もなく、すぐに諦めた。 そしてGPSを頼りに歩くことにした。 人生は、旅と同じで、 誰かに決められたコースを回るだけでは、つまらない!! っていう、名言みたいな言葉を かってに考えて、自分を鼓舞した。 さぁ、歩こう! 目的地までたどり着けなくても、 ホテルを見つけられればいい。 タクシーでホテルまで連れていってもらえばよかったけど、 断ったタクシーにもう1度話しかけるのは 自分のプライドが許さなかった。 こうしてボクは 見知らぬ土地の夜道を歩きだした。 が、ホテルはなかなか視界に入らない。 参った。 人生は、ヒッチハイクと同じで、 誰かの助けが