2006年10月05日 07:00 【果樹研究所】は10月4日、一般に渋皮がむきにくい日本種の栗の品種改良を行い、簡単に渋皮がむける「ぽろたん」を開発、育成に成功したと発表した(【発表リリース、PDF】)。日本栗の美味しさを保ったまま、簡単に渋皮をむけるので、さまざまな用途へ利用が期待されている。 リリースによれば「ぽろたん」は1991年に「550-40」と「丹沢」という二種類の栗を交雑して出来た品種(クリ筑波36号)。渋皮がポロンとむけることと、広く愛されて欲しいとの願いを込めて「ぽろたん」と命名したという。果実は30グラムほどと大きく甘味・香気は共に多く、果実品質に優れている。 どれくらい簡単に渋皮がむけるかというと、リリースの説明では「破裂しないように鬼皮にナイフ等で果肉まで達する程度の傷を数本付けた後、電子レンジ(700w)で2分間または、オーブントースター(180 ℃)で15分間