バンダイビジュアルは4月7日、アニメ音楽CDを多く手掛けるランティスを子会社化すると発表した。バンダイビジュアル出資作品でのタイアップも多く、音楽事業の展開に向けて関係強化が必要と判断した。 5月1日付けで、ランティス既存株主からの譲渡と第三者割当増資の引き受けで同社株式の50.6%を取得し、連結子会社化する。 バンダイビジュアルが発表した2006年2月期決算(単体)は、純利益が前期比16.6%増の26億5100万円となり、過去最高益となった。 「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」などの大型作品のDVDが予想以上の実績となった上、レンタル用にDVDの普及が進んだため売上高が拡大。ライセンス事業が北米で伸び悩んだため粗利率は下がったが、販管費削減などが奏功して利益率は前期とほぼ同水準を維持した。 売上高は284億500万円(前期比10.4%増)、営業利益は44億600万円(同9.3%