広島高橋建投手(41)が今季限りで現役を引退することが7日、明らかになった。米大リーグ・メッツから古巣復帰した今季は開幕から1軍でプレーしたが、救援で好成績を残せず、6月21日に出場選手登録を抹消されてから2軍暮らしが続いていた。心身両面で完全な状態に戻らず、決断を下した。すでに球団にも申し入れている。来季の戦力構想から外れていることもあり、日米通算16年の選手生活に別れを告げることになった。 カープの一時代を築いてきたベテラン左腕がユニホームを脱ぐ。メジャー挑戦したメッツから古巣に復帰した高橋は今季、リリーフの一角として期待された。開幕1軍メンバーに入ると、3月28日の中日戦(ナゴヤドーム)から10試合(9回2/3)連続で無失点を記録するなど順調に発進した。 シーズン序盤はサヨナラ勝利で4勝をマークし、メジャー仕込みの投球術で話題を集めた。しかし、5月に入ると好不調の波が激しく、6月21