ヤフーは2009年2月19日、ソフトバンク全額出資子会社であるソフトバンクIDCソリューションズ(2月2日にソフトバンクIDCから社名変更)の全株式を取得すると発表した。取得金額は450億円。これまでヤフーはデータセンターを所有していなかったが、SaaSなどのクラウドコンピューティング事業を推進するため自社所有に切り替えた。 自社運用に切り替えることで、需要増に応じた設備増強が迅速にできると説明する。米ヤフーが開発した大量のサーバーを効率的に運用する独自技術も利用可能になる。これまではデータセンターの運用を他社に委託していたため、契約上、米ヤフーの技術を使用できなかった。 今回の買収以外にも今後3~4年間で最大150億円をデータセンターに投資する計画。他社へ提供するホスティングサービスは今後も継続する。