平成24年4月19日 科学技術振興機構(JST) Tel:03-5214-8404(広報課) 東京医科歯科大学 Tel:03-5803-5011(総務部 総務企画課) 2つの作用で骨の健康を守るたんぱく質を発見 骨の「形成」と「破壊」を同時にコントロール — 骨粗しょう症や骨折、関節リウマチの新たな治療法・早期診断法へ道 — JST 課題達成型基礎研究の一環として、東京医科歯科大学 大学院医歯学総合研究科の高柳 広 教授と林 幹人 研究員らの研究グループは、Semaphorin 3A(セマフォリン スリー エー:Sema3A)注1)と呼ばれるたんぱく質が骨の健康を守り、このたんぱく質をマウスに投与すると骨が増加することを発見しました。 骨は硬く安定した組織に見えますが、その中には骨を作る骨芽細胞注2)、骨を壊す破骨細胞注3)とリンパ球など免疫細胞が存在し、皮膚などと同じように新陳代謝を繰り