北朝鮮は5日午後0時14分、朝鮮半島西側の黄海北道黄州(ファンジュ)付近から、日本海に向けてノドン中距離弾道ミサイル(射程1300キロ)3発を発射した。韓国軍合同参謀本部が発表した。同本部や防衛省によれば、3発はいずれも約1千キロ飛行し、北海道・奥尻島の西200~250キロの日本海上に落下した。 この海域は、日本が最大で周辺200カイリ(約370キロ)に設定した排他的経済水域(EEZ)内で、船舶などの被害は確認されていない。 北朝鮮の弾道ミサイル発射は、8月24日の潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)以来。8月3日にもノドン1発が日本のEEZ内にあたる秋田県の西沖約250キロに落下した。今年3月に国連安全保障理事会が北朝鮮への制裁を強化する決議を採択して以降、発射は20発を超える。 核・ミサイル開発を続ける北朝鮮は今回、中国で主要20カ国・地域(G20)首脳会議が開かれている最中に国際社会と