“両眼の視力の和が0.01以下”が基準の視覚障害1級を持つ人は、全国に10万人以上いるとされる。目が全く見えないか、見えてもごくわずかであるこの人たちもまた、インターネットを介して情報を得ている。 2012年に発表された総務省の調査結果によれば、視覚障害者のインターネット利用率は91.7%だ。自分の生活にどれほどネットが浸透しているか考えてみれば、当たり前とも思える。しかし、どうやって? 視覚障害のある人たちは、その多くが合成音声による画面読み上げソフトを使っている。読み上げソフトは、ウェブサイト上で利用者がカーソルを合わせたところのテキストを読み上げる。リンクがあれば「リンク」と読む。 ソフトにもよるが、例えばBuzzFeedのトップページで左上からカーソルを合わせて読み上げていくとすれば、「バズフィード リンク ニュース リンク 記事タイトルA リンク 記事タイトルB リンク……」とな
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