自分の手で「欠けた陶器」を補修する。〜その1. つくろい編〜「わっ!」 キッチンから、妻の短い悲鳴が聞こえました。 買ってきたばかりのお茶碗を、床に落としてしまったのです。 梱包を開封してみると、残念ながら、やっぱり、欠けていました。 誰でもできる陶器の補修法「金継ぎ」とは 「金継ぎ一年生」という本を読みました。 「金継ぎ」とは、割れたり欠けたりした陶磁器を漆(うるし)で接着して、継ぎ目に金や銀などの粉をまいて装飾する、日本独自の補修法です。 「欠け」や「ひび」は、陶器としてはマイナスの部分。 そのマイナスを、「装飾」という「プラス」に変換してしまう精神が、いいなぁと思って、早速、挑戦してみることにしました。 本来は腕を磨いた職人に依頼するような技ですが、この書籍「金継ぎ一年生」は、現代人が誰でもできる「使える金継ぎ」がコンセプト。 「欠けた陶器」を補修するのに必要な道具 道具は、100