苦境にあえぐデフレの勝ち組… すき家、王将の減収要因は深刻な「人手不足」 産経新聞 11月29日(土)12時5分配信 景気回復に伴う人手不足が、デフレの勝ち組といわれた企業を直撃している。牛丼チェーン「すき家」を運営するゼンショーホールディングス(HD)は、深夜帯に1人で店を切り盛りする勤務体制「ワンオペ」の見直しで平成27年3月期に初の営業赤字に転落する見通しだ。「餃子の王将」の王将フードサービスは、未払い賃金を支給するなどしたら26年9月中間連結決算が大幅減益になってしまった。勝ち組を悩ます収益力の低下は、裏を返せばデフレ下の成長が従業員の犠牲に支えられていたということなのだろうか。(中村智隆) ■ゼンショーHD、創業以来初の営業赤字 ゼンショーHDは11月10日、27年3月期の連結業績予想を下方修正した。営業損益は、従来予想の80億円の黒字から一転して17億円の赤字に見直し、最終