10月31日の講道館杯男子60キロ級決勝、小西誠志郎(右)が米村克麻(下)を抑え込んだ状態での試合再開を指示する主審 全日本柔道連盟は20日、講道館杯の男子60キロ級決勝で審判の不明瞭な裁定で混乱が生じたことに関して、大会運営上のミスを認めた上で、特例的に両者を優勝とするなどの対応をとることを決めたと発表した。審判委員会、強化委員会、アスリート委員会などの4委員会が共同で提言したもので、「大会運営上の誤謬(ごびゅう)を認め、決勝戦の勝敗がついていなかったものとし、特例的かつ限定的に遡って両者優勝とすることで意見が一致した」と報告。26日の常務理事会で報告される。 【写真】生中継でまさかの失態 不可解裁定で敗れて涙ぐむ小西誠志郎 今回提言されたのは以下の6つで、両者を優勝扱いとすることや再発防止に向けた対策を盛り込んだ。 ・両者を優勝にする(決定) ・講道館杯、全日本選抜体重別選手権でのブル