九州のインバウンド観光需要-九州における訪日外国人旅行者の特性と需要動向(写真=Thinkstock/GettyImages) (ZUU online) ■はじめに 2016年の日本の訪日外国人旅行者数は2,400万人近くに達したと思われる。九州でも観光・宿泊・小売販売における訪日外国人の存在感は高まっている。しかし、全国と比較して国籍では韓国人が多く、クルーズ船を初めとする海港からの入国者が全体の半数を占めるなど、全国における平均的な訪日客の国籍や入国方法とは大きな相違がある。本稿では、統計を基に九州における訪日外国人のインバウンド需要の現況を整理する(*1)。 ---------------------------- (*1)本稿は福岡リアルティと日本不動産研究所主催の「第9回不動産・金融経済交流会」(2016.9.23開催)で講演させていただいた「九州のインバウンド観光需要について」