2021年3月8日 9時15分 リンクをコピーする by ライブドアニュース編集部 ざっくり言うと 86歳の男性が、満州引きあげ時に「妹と母を殺めた」と70年越しに告白した 家に日本人会の人たちが訪れ、男性が手渡された液体を飲ませると妹は死亡 後日、病院で医者から渡された薬を飲ませると、母親は泡を吹き亡くなった ■妹と母を殺めた男性の、70年越しの告白「妹と母を殺(あや)めたんです」。70年間、誰にも語ることなく心にしまった記憶を、村上敏明さん(86歳)は優しく、丁寧に語ってくれた。 村上敏明さん。京都市の法然寺にて(2019年、筆者撮影)。1938年、村上さんが4歳のころ「より良い生活を」と家族で満州に移住した。妹も生まれ、満州に咲いていた「芙蓉の花のように美しく育つように」芙美子と名付けられた。可愛い妹を村上さんはよくおんぶして遊んだという。 45年8月9日。旧ソ連が日ソ中立条約を破り