本連載ではリッチ・インターネット・アプリケーション(RIA)開発におけるマネジメント領域の課題とその解決策というテーマで,RIAコンソーシアムのマネジメント分科会における研究結果をもとにいろいろな面から考察してゆきます。今回はRIA開発の見積もりについて考えてみたいと思います。 RIA開発で考慮しなければいけないこと 見積もりという観点でRIA開発において考慮しなければならないことはなんでしょう。従来のWeb開発では作業工数ベースによる見積もりやFP(ファンクションポイント法)など,システム開発に取り入れられてきた手法を用いるケースが多いようです(デザインの部分はその限りでは無いのですが)。 一方,RIA開発においては,デバイス(PC,携帯電話,ゲーム機など)によって開発対象や難易度が大きく変わること,エモーショナルな部分(飽きない,疲れない,楽しい,など)やユーザビリティの良し悪しなど,
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