よくSFの題材にもなってるディストピアもの(徹底的に管理された社会を描いた作品)なんだけど、リズム天国をそういう目で見ると背筋が冷たくなる感じがして実に良いな。みんな楽しそうにリズムにノッてはいるんだけど、逆にそれは決められたタイミングを少しでも外すことは許されないということであり、失敗すれば『謎のリズム組織』という、恐らく秘密警察みたいな存在に「やりなおし」と言われてしまう。やりなおし→リプレイの間にどんな制裁が下されてるかわかったものじゃない。単純作業的な操作感や、一般的には使われないうえに具体的にそれがなんであるか良く分からない『ノリ感』という数値で人間の価値が判断されるあたりも管理社会っぽさに拍車をかけている。 ハッピー感まるだしで同じ作業を繰り返し続けてるあたりがヤバイのかなー。だいたい自分から天国を名乗ってるあたりからしてろくなもんじゃない気がするしなー。娯楽であるはずのアイド