同棲したり、結婚したり、所謂他人と暮らすという経験をすると、つくづく身に沁みて大切だと感じるのが食への拘りや好みです。 生まれた時から一緒に暮らしている家族の中で食への関心や好みは育まれていくと思います。 その家の中で家事、特に料理を担っている人物の影響を大きく受けると言って良い筈です。 事細かな違いはあれど、大体が同じ様な価値観を共有しているのが家族です。 それに反して、他人と一緒に住む場合は、味付けから食へのお金のかけ方、興味に至るまで、色々なことが違い、どちらかにあわせたり、妥協点を見つける必要が出てきます。 もちろん食への拘りや好みの感覚が近かったり、似ていると、あまり苦労することはありません。 けれど、大幅に異なっていると、たかが食べ物ですが、毎日3回、休まず続くことですから、意外と大変です。 適度な距離を持って接していると、それ程気になることではありませんが、一緒に暮らし毎日の