川田 順造(かわだ じゅんぞう、1934年6月20日 - )は、日本の人類学者(文化人類学)。勲等は文化勲章。学位は、博士(パリ第5大学)。東京外国語大学名誉教授、広島市立大学名誉教授。文化功労者。 埼玉大学助教授、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所教授、広島市立大学国際学部教授、神奈川大学日本常民文化研究所特別招聘教授などを務めた。 サバンナでモシ族と生活をともにするなかで、言葉や音楽が西洋的概念だけでは律しきれないことを実証。著書に、文字にしたのでは消えてしまう声を記録分析した『聲』(1988年)のほか、『富士山と三味線』(2013年)など。 経歴[編集] 出生から修学期 1934年、東京都深川で生まれた[1]。暁星中学校、大学入学資格検定を経て、東京大学教養学科理科Ⅱ類から文化人類学・人文地理学分科に進学[1]。1958年、同学科卒業後、同大学大学院生物系研究科人類学専攻へ