オーストラリア・シドニー(Sydney)の博物館で組み立てられるティラノサウルス・レックス(Tレックス、Tyrannosaurus rex)の骨格化石(1998年10月8日撮影、資料写真)。(c)AFP/Torsten BLACKWOOD 【1月25日 AFP】中国の研究者らは、内モンゴル自治区の白亜紀後期(8400万~7500万年前)の地層から、前脚の指が1本しかない新種の小型恐竜の化石を発掘したと、24日の米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)に発表した。ティラノサウルス・レックス(Tレックス、Tyrannosaurus rex)の祖先とも考えられるという。 発見されたのは、前脚、後脚、脊椎、骨盤などの部分的な骨格化石。体長は1メートル足らず、体重はオウム程度で、肉食恐竜である獣脚類の新種に分類さ