前回までのあらすじ はてな村から世界へ。 あらゆる権力が、あらゆる野心が、 大いなる謎を秘めたはてなの外の世界へと向かう。 はてな村の地底に住まうは、神か、悪魔か。 謎は歴史を遡り、閃光は欲望を映し出す。 前回「出立」。 戦慄が、核心へと誘う。 台詞 これはメタハテブの塔です/霧でかすんで上のほうが見えない…//この塔は上ですべてつながっているといわれています。/いわれている、というのは?//登りきると、/もう降りてくることができないんです。 だいぶ霧が濃くなってきましたね/ええ、これは瘴気です//瘴気のの中に…なんだか大きな化け物のいる気配が…/地獄への道の途中で感じる大きな気配は全部気のせいです//あんまり騒ぐと、「あいつは一体何と戦っているんだ」って馬鹿にされますよ? この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ:」//ここからが…はてなの地獄…/あー違います違います/そこははてなでも珍し