台湾で、今から80年以上前の日本統治時代に台湾代表として甲子園に出場し、準優勝を果たした高校の実話が映画化され、22日、出演した日本の俳優らが映画の完成を祝うパレードを行いました。 この映画「KANO」は、台湾が日本統治下にあった1931年に台湾南部の「嘉義農林高校」の野球部が甲子園に出場し、本土の高校を次々と破って準優勝を果たした実話を基にした台湾映画です。 22日は映画の舞台となった嘉義市で映画の完成を祝うイベントが行われ、嘉義農林の野球部を指揮した愛媛県出身の監督、近藤兵太郎役を演じた俳優の永瀬正敏さんらが参加しました。 イベントでは、嘉義農林が甲子園で準優勝したあと地元でパレードを行ったシーンが再現され、映画の出演者をはじめ嘉義農林の野球部のOBなどが目抜き通りを練り歩き、地元の人などおよそ6万人が沿道で歓声を送りました。 当時の嘉義農林の野球部は、日本人と漢族の台湾人、それに先住