妊娠してしばらくすると、助産師さんなどから指輪やピアスを外すように言われます。乙女心としてつけておきたい気持ちがあるのは分かりますが、やはり医療従事者のアドバイスに従うのが賢明です。 妊娠後期になると、妊婦さんの体重は7キロから12キロほど増量します。結婚したときには紅葉(もみじ)のようなかわいらしいお手々でも、赤ちゃんを産むころにはヤツデの葉っぱみたいに大きくなるのです。 「薬指に指輪が食い込んでいても別に構わないじゃない」と思うかもしれませんが、分娩(ぶんべん)は何が起こるか分かりません。緊急で帝王切開になることも想定しておく必要があります。帝王切開のときには電気メスを使うこともありますので、もし指輪をつけたままだとその部分がやけどをしてしまう可能性があるのです。 同じ理由でピアスも外してもらわなければなりません。最近は耳だけでなくおへそにピアスをする人も珍しくありませんし、眉(まゆ)