『週刊プレイボーイ』で「挑発的ニッポン革命計画」を連載中の国際ジャーナリスト、モーリー・ロバートソンが指摘する、日本人の"合理的泣き寝入り体質"とは――? (この記事は、7月19日発売の『週刊プレイボーイ31・32合併号』に掲載されたものです) * * * 東京五輪の開幕が間近に迫るなか、コロナ対策を含めたもろもろの問い合わせなどに関する大会組織委員会の対応のまずさを告発する連続ツイートが話題になりました。ツイートの主は、カナダの報道機関で仕事をしている日本在住の記者の方です。 大会組織委員会は、海外から来るメディア、代表団などの団体に対して「コロナ連絡窓口係」の設置を義務づけており、その記者も「窓口係」として関係者を日本に所定の手続きに沿って入国させ、滞在中は大会側が定めたルールに従わせる任務を課されているそうです。 ところが、組織委員会側からの働きかけは、20分程度で終わる音声つきプレ
《動くピクトグラム誕生秘話》と《予算10億の真相》〜発売中止の開会式公式プログラム拡散?どうなるオリンピック閉会式〜 ショーディレクター解任報道により、急きょ発売中止となった、幻の「開会式プログラム」。その中の、演出・小林賢太郎氏のインタビューを読んだ私は、この記事を書かねばならないと思った。インタビュー内容は後述するが、とにかく、私が知りうる限りの事実を、正確に、わかりやすく、順を追って、ここに記そうと思う。その上で、あなたなら、この問題をどのように捉え、どのように考えるのだろうか。 ❶小林賢太郎、問題のコントとは2021年7月22日、組織委員会の橋本聖子会長は、開閉会式のショーディレクター・小林賢太郎氏の解任を発表した。 理由は、1998年に発売された、若手お笑い芸人たちのコントを収録したビデオ内で、小林氏の芸人時代のコントにおいて、「ユダヤ人大量惨殺ごっこ」というワードが使用されてい
男子高校生は毎週のように薬局に通い、アルバイトで稼いだお金で化粧品を買いました。自分の肌の色を隠すためです。高校の入学試験の時には「キモイ」「将来、犯罪者になりそう」という声が耳に飛び込んできました。そこで、少しでも、自分の個性を隠したいと思ってきました。これまで自分を苦しめてきたさまざまな境遇に、くやしくて、悲しくて、死んでしまおう、そう考えたこともありました。大人になった彼が、いま、悩んでいる子どもたちに伝えたいことがあります。(NHK札幌放送局カメラマン 腹巻尚幸) 映像監督の成田淳さんは、愛知県で、フィリピン人の母親と日本人の父親との間に生まれました。もの静かで心優しい少年でした。 実の父は生まれてすぐに行方がわからなくなったため、成田さんには戸籍がありませんでした。育ての父や祖父は戸籍がなくても通える学校を探しまわり、学校が決まったあと、成田さんがランドセルを背負った姿を見て泣い
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