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ブックマーク / note.com/matsuhiro (6)

  • ソーシャルメディアを「タダ」で使うコスト|松井博

    マイケル・コシンスキーという若い学者がいる。彼は、2013年の4月にとある統計モデルを発表したことで、Brexitや2017年のアメリカ選挙戦の結果に大きな影響を与えることとなった。 「いいね」からわかること 氏の発表によると、Facebookの「いいね」を解析することにより、ユーザの性別や肌の色はもちろん、支持政党や年収、さらにはIQに至るまで、極めて高い精度で判別することが可能だというのだ。例えば、ユーザが黒人が白人かは95%以上もの確率で判別可能だし、民主党支持者なのか共和党支持初なのかが85%以上、キリスト教徒なのかイスラム教徒なのかが82%、ゲイかレズなのかなども80%前後の確率でわかるという。それどころか喫煙の有無や知能指数に至るまで、僕らが何に「いいね」をつけているかを調べるだけで分析できてしまうというのだ。 さらに面白いことに、解析対象となる記事は一見こうした個人の性向には

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  • Miniso(メイソウ) には脅威しか感じない|松井博

    この会社、以前紹介した通り、日のダイソーをパクってユニクロ風にアップグレードしたようなお店です。Miniso Japanなどと名乗っていますが、正真正銘の中国企業です。 この店に1ヶ月ぶりに行ってみて、その着々とした進化ぶりに驚かされました。わずか1ヶ月で商品がかなり入れ替わっており、しかも確実に良くなっていました。思わず欲しくなるような商品も少なからず並んでいます。 まずはカトラリー。普通にいい感じで欲しいです。 体重計。これも普通にいいです。 ミニカー。自分の子供がまだ幼児だったら買ってたでしょう。 ぬいぐるみ。これは買いました。(なお、自分用ではありません。お土産ですよ、お土産!!) ダイソーもメイソウも中身は中国製 ダイソーも製造は70%くらいが海外だそうです。その大半はおそらく中国やベトナムのはずです。メイソウは中国の会社ですから、ほぼ同じような構造でしょう。つまり、メイソウと

    Miniso(メイソウ) には脅威しか感じない|松井博
  • おっさん化を遅らせる方法|松井博

    男はみんな、歳をとるとともに「おっさん」になっていきます。これは自然の摂理なので仕方がありません。 「おっさん」と言っても色々いるしかし、一口に「おっさん」と言っても、なんかけっこうイケてるおっさんもいれば、かなり激しくおっさん化が進んでいる人がいるのも事実です。 規格外の人々まず、超絶イケてるおっさんたちというのが存在します。福山雅治氏であるとか、イチロー選手などがあげられると思います。このクラスの人々は、それぞれ「イチロー」「福山」「キング・カズ」「トムクルーズ」などと個人名で呼ばれ、決して「おっさん」などというカテゴリに一括りにされることはありません。「ジェフ・ベゾス」とか「イーロン・マスク」とかももちろんこのクラスです。凄すぎて僕ら常人のスケールでは測れないのです。恐れ多い存在と言ってもいいでしょう。 素敵なおじさま次に「素敵なおじさま」というカテゴリが存在します。 渡辺謙、真田広

    おっさん化を遅らせる方法|松井博
  • 「効率が良い」って、本当にそんなに良いことなのだろうか?|松井博

    効率よく学習して、短期間で英語を身につけたい。プログラミングを身につけたい、テニスが上手くなりたい。ギターが弾けるようになりたい。そんな思いは誰にでもあるだろう。僕自身もそのうちの一人だ。 しかし最近になって、「『効率が良い』というのは、当にそんなに大事なことだろうか?」と考えるようになった。効率を追求することが悪いわけではないが、弊害も随分大きいと思うようになったのだ。 効率を追求すると、失うものもある 今から25年以上も前に、自転車で青森から東京まで旅行したことがある。311の津波で壊滅的な被害を受けた多くの小さな町や村を実際にこの足で踏みしめ、空気の匂いを嗅ぎ、泊まりに、土地の料理べた。もうずいぶん遠い日のことだが、今でも記憶に色濃く焼き付いている。 行きは新幹線だったから、移動はあっという間だった。見たものといえば上野駅と新青森駅の駅舎くらいで、べたものといえば駅弁だけ。確

    「効率が良い」って、本当にそんなに良いことなのだろうか?|松井博
  • テクノロジーの進化がもたらす、思ってもみなかった変化|松井博

    まだアップルに勤めていた頃、僕はなぜか割と奇妙なプロジェクトにアサインされることが多く、お陰でかなり貴重な体験をさせていただきました。 例えばこのQuickTake 100という製品は、そんな思い出深いプロジェクトの一つです。これ、要するにデジカメなんですが、発売は1994年2月と、初めて世界的にヒットしたカシオのQV-10よりもさらに1年以上早かったのです。開発自体は1993年に行なっていました。 しかし、アップルはこの製品でコケてしまったのです。93年といえばネット普及のさらに2年前ですから、時期尚早だったのかもしれません。また、スティーブ・ジョブズ復帰以前だったので、リーダーシップが不足していたのかもです。 それはさておき、このプロトタイプを手にした時のなんとも言えない興奮は今でも忘れられません。「世の中は確実に変わっていく」と確信したのをよく覚えています。そしてそこからホンの5、6

    テクノロジーの進化がもたらす、思ってもみなかった変化|松井博
  • ゴールドカラーになりたいあなたへ|松井博

    ちきりんさんのブログエントリーの「人生の半径」という記事を読んでいたら、経営学者Robert Earl Kelley氏が提唱する、「ゴールドカラー」という新しい労働階級の概念が紹介されていました。なんでも、今までのホワイトカラーとブルーカラーに加えて、ゴールドカラーと呼ばれる新しい職業階級が生まれつつあるんだそうです。 このゴールドカラーの特徴は、まずその移動距離です。数千キロ単位で移動し、世界を股にかけて仕事するらしいです。例えばアイルランドの田舎町で育ち、イギリスで大学を出てニューヨークに移り住み、ゴールドマンサックスの幹部になる、とかそんな人々を指すようです。日の地方出身者が世界的なサッカープレーヤーや野球選手として活躍したり、シリコンバレーで起業する日人なんかもこの枠に入るようです。 また、この人たちは形式上は雇われていますが、自分で主体的に仕事を選び、必要に応じて転職していく

    ゴールドカラーになりたいあなたへ|松井博
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