梵鐘(朝鮮鐘) ・重要文化財 高麗時代(太平十二年 1032) ・銅鋳造 一口 総高77.2cm ・身高57.8cm 口径50.0 日本で四十数口知られている朝鮮鐘の中でも著名な作で、 戦前には旧国宝に指定されていました。 特徴 上部に龍頭と円筒形の旗挿を設けています。 鐘身には撞座、乳郭、三段三列の乳、上下帯の他、飛翔する天人像を浮彫にしています。 鐘身下方の銘区には、三行にわたって陽鋳銘が記され、工人、棟梁名なども記されています。 精密な文様や鋳上がりの美しさなど、朝鮮鐘の魅力をいかんなく発揮した逸品です。