気合乗り十分で本馬場入場へ向かうマーチャンダイズ 最後まであきらめずゴールを目指した 晴れて競走馬の仲間入り。中高年の星を目指す。 9月16日、ホッカイドウ競馬の競走能力・発走調教検査が、台風18号接近の影響による大雨のなか門別競馬場で行われ、13歳の未出走馬が見事合格を果たした。 13歳にして競走馬へのパスポートを手にしたのは、マーチャンダイズと名づけられたセン馬。父ホワイトマズル、母ロングシンシア、母の父ワッスルタッチという血統を持つ。 マーチャンダイズはかつて、ロングチャンピオンという名で南関東・大井に入厩したが、2歳時で600kg近くあった馬体重が絞り切れず競走生活を断念。未出走のまま競走馬登録を抹消し、乗用馬として新冠町の乗馬倶楽部「遊馬ランド グラスホッパー」に引き取られた。 その後、マーチャンダイズは、トライアンフⅠと名を変え乗馬大会で活躍。とくに長距離を得意とする父ホワイト