国際サッカー連盟(FIFA)が定める「FIFAバロンドール」は、ポルトガル代表FWクリスチアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)が2年連続3度目の受賞を果たした。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアー(バイエルン・ミュンヘン)、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)を抑えて、今年も世界ナンバーワン選手の称号を手にした。 さらに、C・ロナウドは母国ポルトガルでも最優秀選手に選出された。その活躍を見れば当然の結果だろうが、日本サッカー界には、海外で活躍する日本選手を表彰する場がない。Jリーグでは年間表彰式「アウォーズ」を開催し、国内リーグで実績を残した選手やチーム、審判や裏方までたたえているものの、海外進出を果たした選手は対象となっていない。 現在、日本人選手はヨーロッパだけでなくアジアや南米を含めれば50人以上が海外でプレーしている。もちろん実績を残さなければ、表彰の対象にはならないが