世界で「ウーバー」規制の動き=タクシー保護、ロンドンも検討 2018年08月23日07時36分 「ブラックキャブ」の愛称で親しまれるロンドン名物の黒塗りタクシー=2017年4月、ロンドン市内(EPA時事) 【ロンドン時事】英ロンドン市はこのほど、「ウーバー」に代表される配車サービスの規制を政府に要求した。「ブラックキャブ」の愛称で親しまれるロンドン名物の黒塗りタクシーを保護するのが狙い。米ニューヨーク市が規制を導入したのに続く動きで、世界の主要都市でタクシー業界と新興の配車サービスの対立が先鋭化している。 NYが「ウーバー」規制=法案可決-米大都市で初 「規制は喫緊かつ必要な行動だ」。カーン・ロンドン市長はグレイリング英運輸相に宛てた書簡でこう訴えた。英では規制の権限は国にある。市長は、ブラックキャブが2万4000台に減少する一方、配車サービスは11万台を超え、渋滞や環境汚染の原因にもなっ