「安倍政権の閣僚は、これまで徹底して自分たちの意見だけを一方的に伝えることに努めてきた」と指摘するマクニール氏 画像(1枚) 4月4日、今村復興大臣は記者会見で福島第一原発事故を受けた自主避難者に対する国の責任を問うフリージャーナリストの追及に激高し、「自主避難は自己責任」と言い放った。 野党が大臣の辞任を要求する事態に発展したが、この記者会見を見た外国人ジャーナリストは、この会見は「不思議な光景だった」という。 「週プレ外国人記者クラブ」第73回は、英紙「エコノミスト」などに寄稿するデイヴィッド・マクニール氏に話を聞いた――。 *** ―マクニールさんは、今村復興大臣の会見をどう見ていましたか? マクニール 私を含め、多くのジャーナリストが驚いていました。まず、今村大臣を追及したフリーランスジャーナリストの西中誠一郎さんがあれほど長く話すことを許された点です。日本で開かれる記者会見で、私