いま永田町で、静かに注目を集める男がいる。 中村喜四郎。 かつて自民党で若くして建設大臣も務めたが、ゼネコン汚職事件で失職。それでも選挙にはめっぽう強く「無敗の男」とも呼ばれている。 その中村が、立憲民主党に合流したのだ。彼の狙いとは何か。 (並木幸一) 「大人の野党」民主的な運営ができるようなった 「だんだん、大人の野党になってきているのではないか」 中村が合流新党の立憲民主党に加わってから1か月。いまの心境や党内の様子を聞くと、こう語った。 「党執行部の顔ぶれは変わってないという批判もあるけれども、実際にやっていることは変わってきている。かつての野党第1党より、はるかに民主的な運営ができるようになったと感じている。批判は全く心配していません」 「無敗の男」その横顔 中村喜四郎は、1976年に衆議院旧茨城3区から無所属で立候補して初当選し、自民党入りした。 順調に当選を重ね、戦後生まれで
![中村喜四郎が立憲民主党に 「無敗の男」は何を仕掛けるのか | NHK政治マガジン](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/c748960c3d7722fac2cba8f70dd5ed6619a60dea/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.nhk.or.jp%2Fpolitics%2Fwp-content%2Fuploads%2F2020%2F10%2F1014kishiro10.jpg)