静岡市は5日、プロ野球の地元球団創設に向けた機運醸成を図るため、県草薙総合運動場硬式野球場(駿河区)で、県と浜松市と連携した各種事業を展開する方針を明らかにした。田辺信宏市長が市議会11月定例会総括質問で亀沢敏之氏(自民)に答えた。 草薙球場は国際基準に適合する外野スタンドにするため、本年度中に拡張工事に一部着手する。事業は「野球王国静岡」としての関心を高めてもらうのが狙いで、来年3月にイベントを開催するほか、改修工事が完了する2013年夏に向け、プロ野球の公式戦やキャンプ誘致をはじめ、市民が野球に触れる機会を増やしていく。野球関係団体との連携も進める。 球団創設は田辺市長がマニフェスト(公約集)の主要政策の一つで、「心の公共財として市民の心を一つにつなぐ役割を担う」と効果を強調。浜松市の鈴木康友市長とも推進することで合意したと述べた。ただ、実現には多額の経費がかかるとし、「関係団体や