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ブックマーク / deeeet.com (10)

  • コマンドラインツールを作るときに参考にしている資料 | SOTA

    コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること - YAPC::Asia Tokyo 2014 コマンドラインツールが好きで昔からつくってきた. 今年のYAPCで,そのコマンドラインツールをつくるときにどういうことを意識して作っているのか?どのような流れで開発しているのか?といったことを語る機会をもらえた. 具体的な内容については,是非トークを聴きに来てもらうとして, スライドをつくるにあったって過去に読んだ資料や,よく参考にしている記事を集め直したので,その一部を参考資料としてまとめておく. UNIXという考え方 UNIXという考え方 Mike GancarzによるUNIXの思想や哲学をまとめた.古いが全然色あせてない. コマンドラインツールの作り方を書いたではないが,これらの思想の上で動くツールはこの思想に準拠して作られるべきだと思う.何度も読んで考え方を染み付かせた. 小さい

  • GolangのGCを追う

    Go1.5とGo1.6でGoのGCのレイテンシが大きく改善された.この変更について「ちゃんと」理解するため,アルゴリズムレベルでGoのGCについて追ってみた. まずGoのGCの現状をパフォーマンス(レイテンシ)の観点からまとめる.次に具体的なアルゴリズムについて,そして最後に実際の現場でのチューニングはどうすれば良いのかについて解説する. GoのGCの今 最初にGoのGCの最近の流れ(2016年5月まで)をまとめる. Go1.4までは単純なStop The World(STW)GCが実装されていたがGo1.5からは新たなGCアルゴリズムが導入された.導入の際に設定された数値目標は大きなヒープサイズにおいてもレイテンシを10ms以下に抑えることであった.Go1.5で新たなアルゴリムが実装されGo1.6で最適化が行われた. 以下は公開されているベンチマーク.まずはGo1.5を見る. Gophe

  • Golangのエラー処理とpkg/errors

    GoConでは毎回エラー処理について面白い知見が得られる.Go Conference 2014 autumn においては(実際のトークではないが)居酒屋にて@JxckさんがRob Pike氏から以下のようなテクニックを紹介してもらっていた. Errors are values - The Go Blog Golang Error Handling lesson by Rob Pike これはWrite(やRead)のエラー処理が複数続く場合にerrWriter を定義して複数のエラー処理を一箇所にまとめてコードをすっきりとさせるテクニックであった. そして今回の Go Conference 2016 spring のkeynoteにおいてもDave Cheney氏から(僕にとっては)新たなエラー処理テクニックが紹介された. Gocon Spring 2016 実際に使ってみて/コードを読ん

  • Go言語でファジング

    この記事はGo Advent Calendar 2015の21日目の記事です. 今年もGoコミュニティーから多くのツールが登場した.その中でも異彩を放っていたのがGoogleのDynamic testing toolsチームの@dvyukov氏によるgo-fuzzである. go-fuzzはGo関数のファジングを行うツールである.このツールはとても強力で標準パッケージで100以上,golang.org/x/パッケージで40以上,その他を含めると300以上のバグを発見するという実績を残している(cf. Trophies). 記事ではこのgo-fuzzの紹介を行う. ファジングとは? Fuzz testing - Wikipedia, the free encyclopedia ソフトウェアの脆弱性検出におけるファジングの活用 「ファジング」とはソフトウェアのテスト手法である.テスト対象となる

  • Go言語と暗号技術(AESからTLS)

    最近マスタリングTCP/IP SSL/TLS編や暗号技術入門を読んでいた.理解を深めるためにGo言語で標準のcryptoパッケージを触り/実装を読みながら読んだ. cryptoパッケージは他の標準パッケージと同様に素晴らしい.Go言語にはどのような暗号化手法が実装されているのか実例を含めてざっとまとめる.なお文に書ききれなかったものを含め全ての実装例はtcnksm/go-cryptoにある. 共通鍵暗号 まずは共通鍵暗号をみる.共通鍵暗号は暗号化と復号化に同じ鍵を用いる暗号化方式である.共通鍵暗号はブロック暗号とストリーム暗号の2種類に分けることができる.ブロック暗号は特定の長さ単位で暗号化を行う方式であり,ストリーム暗号はデータの流れを順次処理していく方式である. Go言語にはブロック暗号としてDES(Data Encryption Standard),DESを繰り返すtriple-D

  • Hashicorp Ottoを読む

    Hashicorpから2015年秋の新作が2つ登場した. Otto - HashiCorp Nomad - HashiCorp Ottoがなかなか面白そうなのでコードを追いつつ,Ottoとは何か? なぜ必要になったのか? どのように動作するのか? を簡単にまとめてみる. バージョンは 0.1.0 を対象にしている(イニシャルインプレッションである) Ottoとは何か? 公式はVagrantの後継と表現されている.が,それはローカル開発環境の構築も担っているという意味で後継であり,自分なりの言葉で表現してみると「OttoはHashicorpの各ツールを抽象化し開発環境の構築からインフラの整備,デプロイまでを一手に担うツール」である.ちなみにOttoという名前の由来はAutomationと語感が似ているからかつ元々そういう名前のbotがいたからとのこと. なぜOttoか? なぜVagrantで

  • デプロイ自動化とServerspec

    Serverspecの献ありがとうございました.とても面白かったです.詳しい書評はすでに素晴らしい記事がいくつかあるので,僕は現チームでどのようにServerspecを導入したか,どのように使っているかについて書きたいと思います. Serverspec導入の背景 今のチームではサーバーのセッアップおよびデプロイにChefを使っている.にも書かれているようにこのような構成管理ツールを使っている場合はそのツールを信頼するべきであり,Serverspecのようなテストツールは必要ない.僕らのチームもそのような理由でServerspecの導入には至っていなかった. しかしアプリケーションが複雑になりChefのレシピも混沌とするようになるとそれは成立しなくなる.見通しの悪いレシピはChefへの信頼度を落とす.信頼度の低下はデプロイ不信に繋がり人手(筋肉)によるテストが始まる. サーバーの数がそ

  • 複数プロジェクトを抱えるチームでのデプロイ自動化

    複数プロジェクトを抱えるチームでのデプロイ自動化 1つのチームで,10以上のプロジェクト,コードベースを抱える場合にどのようにデプロイの自動化を進めたか,工夫したこと,考慮したことなどをまとめておく. デプロイツールには,Python製のfabricを採用しているが,他のツールでも同様のことはできそう.なお,fabricの基的な使い方などは既にインターネット上に良い記事がたくさんあるので書かない(最後の参考の項を見てください). fabricの選択 シェルスクリプトとCapistranoを考慮した. まず,シェルスクリプトは人によって書き方が違うため,統一が難しくメンテナンスコストも高い.また共通化も難しい. 次に,Capistranoは,裏でやってくれることが多く,学習コストも高い.プロジェクトによってはかなり特殊な環境へのデプロイも抱えているため,Capistranoの前提から外れる

  • boot2dockerでのVolume問題が解決しそう

    boot2dockerでのVolume問題が解決しそう (追記)Docker 1.3がリリースされた.boot2dockerはデフォルトでVirtualBox Guest Additionsをサポートし,boot2docker-cliはinitのときにホストのディレクトリをboot2docker-vm上にマウントするようになった(Docker 1.3: signed images, process injection, security options, Mac shared directories | Docker Blog). TL;DR OSXWindowsでboot2dockerを使う場合に特別な操作をしなくても-vオプション(Volume)が使えるようになる. 背景 OSXWindowsでboot2dockerを使うひとが最も不満に感じるのは-vオプション(Volume)が使

  • HerokuのAPIデザイン

    Herokuが自ら実践しているAPIデザインガイドをGithubに公開した. “HTTP API Design Guide” このガイドは些細なデザイン上の議論を避けて,ビジネスロジックに集中すること目的としている.Heroku特有なものではなく,一般にも十分適用できる知見となっている. 最近は,モバイル向けにAPIをつくることも多いため,勉強もかねて抄訳した.なお内容は,HTTP+JSONのAPIについて基的な知識があることが前提となっている. 適切なステータスコードを返す それぞれのレスポンスは適切なHTTPステータスコード返すこと.例えば,“成功"を示すステータスコードは以下に従う. 200: GETやDELETE,PATCHリクエストが成功し,同時に処理が完了した場合 201: POSTリクエストが成功し,同時に処理が完了した場合 202: POSTやDELETE,PATCHリク

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