「“WiMAX 2のようなもの”を導入していきたい」というKDDI田中孝司社長の思わせぶりなコメントで煙に巻かれていたUQコミュニケーションズの将来戦略。WiMAX ForumがTD-LTE互換モードを追加した「WiMAX Release 2.1」(WiMAX Advanced)を発表し(関連記事)、UQが導入を検討すると表明したことで(関連記事)、同社の目指す方向が明らかになった。 8月の緊急ボード招集から短期間で仕様策定 発表を受けてUQの野坂章雄社長(写真1)は記者のインタビューに答え、「現時点ではTD-LTEよりもWiMAXユーザーのほうが多いが、今後はTD-LTEのエコシステムが大きく広がる可能性がある。TD-LTEのデバイスを取り込むことでWiMAXを持続的に発展させようと、WiMAX Forumのメンバーの思いが一致した」と、WiMAX Release 2.1規格の策定の経緯
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