塀作りに関する不思議なことはありますか？回答: 「波打つ」レンガの塀です。見るからに不思議ですが、この形はまっすぐな塀よりもレンガの使用量が少ないのです。 その理由は、レンガの厚みが1枚だけのまっすぐな塀では、単独で立っていられるほど頑丈ではなく、思いっきり押せば簡単に倒れてしまうからです。そのため、まっすぐな塀ではレンガの厚さを最低でも2層、場合によってはそれ以上にし、さらに一定間隔でバットレス（控え壁）の役割をする垂直の柱を立てて補強しています。 しかし、波打った「一層レンガ」の塀は、塀とバットレスを兼ねたアーチ形の支えによって、それ自身で十分な強度を持ちます。
