心の傷を「首への注射」で治療:米軍の研究 2010年5月12日(水)12:34 Katie Drummond Photo: Uniformed Services University。サイトトップの画像はWikimedia 米国防総省は、兵士たちの心的外傷後ストレス障害(PTSD)をどう治療するかという問題に、数年前から重点的に取り組んでいる。イラクやアフガニスタンから帰還する兵士の5人に1人はPTSDに罹患しているという推測もあり、米軍はヨガや動物療法、鍼灸までも含め、症状を緩和する方法をさまざまに研究している(日本語版記事)。 ウォルターリード陸軍病院(Walter Reed Army Medical Center)はこのほど、新しい研究報告を発表した。首の付け根に注射することで、一時的な症状緩和ではない効果が得られる可能性がある、というものだ。 星状神経節ブロック(STB)という治療