新潟県燕市の遠藤浩教育長(55)が8月下旬の定例教育委員会で「コロナ禍を解消するには戦争」などと記した文書を配布し、不適切な表現だとして2日、今月下旬に辞任する意向を明らかにした。 遠藤教育長は同日開いた記者会見で、戦争を持ち出したことについて「真意ではないが、市民に不快な思いや大きな不安を与えてしまったことを心からおわび申し上げる」と謝罪した。9月定例市議会が終わる24日に辞任するという。 市教委によると、遠藤教育長は8月21日の市教委定例会で、教育長報告として「コロナ禍を短時間で解消する方法はどこかで大きな戦争が発生することではないだろうか」「中国とアメリカが自国以外の地域で戦争を始めれば、お金は動く」「きっと経済が上向くきっかけになるのではないか」などの所感を記した。