(CNN) コロンビア軍が、反政府ゲリラの懐柔策としてジャングルの中にクリスマスツリーを作る「クリスマス作戦」を展開している。この季節を利用してメンバーの郷愁をあおり、脱退者を増やすことを狙う。 最初のクリスマスツリーは同国南部のジャングルの中に設置した。ブラックホークヘリコプター2機でゲリラの補給拠点に降り立った部隊が、高さ25メートルの木を選んで青く光り輝く電飾を取り付けた。 軍が制作した宣伝映像には、迷彩服を着た兵士が2000個のライトを木の枝に取り付ける様子が映っている。人が近付くとセンサーで感知して明かりがともる仕掛けで、隣には「ジャングルにクリスマスが来るなら、君も家に帰れる。脱退を。クリスマスには何だってできる」と書いた横断幕を掲げた。 軍の報道官によれば、ゲリラたちは家族と離れるのがどんなことかなど考えもせず反政府組織に加わるが、クリスマスシーズンになると自分の置かれた状況