いきなり本題、今回は「QuickTime」について。旧Mac OS時代から"継ぎ足し"で現在に至るマルチメディア実装だが、Snow Leopardで「QuickTime X」にリニューアルされた。その変化のキモを、噛み砕いて解説してみよう。 Snow Leopardで一新された「QuickTime Player」。その変化はプレイヤー部分に留まらない QuickTimeは「X」でココが変わった 「QuickTime」というタームは、3つの側面を有している。「X」の紹介を始める前に、この部分の整理から始めてみよう。 3つの側面のうちの1つが「マルチメディアAPI」。各種静止画像や動画 / 音楽を再生するためのライブラリであり、他のアプリケーションのマルチメディア機能支える基盤としての役割だ。もう1つは「コーデック集」。多様なフォーマットをサポートすることで、OSにおけるマルチメディア基盤技術