相次ぐ新製品の発表で盛り上がるソニー αシリーズ。同時にレンズの新製品も続々と発表され、レンズラインアップは拡充の一途をたどる。急ピッチで新製品が追加されていることから、焦点距離が重複するケースもあり、とくに標準ズームと呼ばれるものは3本ある。今回はそのなかから16mmスタートの2本の実力をα700で検証してみることにした。 写真・文:高橋良輔(通称:カメ高) ズーム比かブランドか? 悩み多き標準ズーム選び いまやAPS-Cサイズ用の標準ズームも16~17mmスタートがスタンダードとなりつつあり、18mmスタートのものは廉価版クラスに属することが多くなってきた。ソニーでは一眼レフメーカーとして後発であることのメリットを活かし、いち早く、標準レンズの16mm化を推進。いまや2本の16mmスタート標準ズームをもつ。またそれらの性格づけも明確であり、スタンダードなDT 16-105mm F3.5