一般的にヘッジファンドと言うと、金融業界において最も攻撃的且つハイリスクな存在と捉えられがちであり、メディアの論点も洋の東西を問わず厳しいものが多い気がしますが、7月9日・16日のBusiness Weekに、珍しく「ヘッジファンド擁護論」なるものが載っていたので、ちょっと内容をご紹介します。 この記事(原文は「In Defense of Hedge Funds」)は、20年間プライベートエクイティ業界で働いた後、ヘッジファンドのリサーチ会社を運営しつつ、大学でヘッジファンドに関するコースを教えているというEd Easterling氏との対談形式になっています。そのまま訳しても仕方がないので、QAは意訳とし、また流れも一般に疑問にもたれていそうなものから順に見てみたいと思います。 尚、私はヘッジファンドに対して投資を行う投資家の立場でも、サービスを提供する投資銀行に勤務しているわけでもない