東宝は16日、来年の配給作品約30本を発表した。 スタジオジブリの新作アニメ「借りぐらしのアリエッティ」や、7年ぶりの劇場公開となる「踊る大捜査線 THE MOVIE3」、映画化30周年記念作品のアニメ「映画ドラえもん のび太の人魚大海戦」など話題作がめじろ押しで、邦画がさらに元気な1年になりそうだ。 「借りぐらしのアリエッティ」は、イギリスの児童文学で、女流作家メアリー・ノートンの代表作「床下の小人たち」が原作。家の床下で暮らす身長約10センチの14歳の少女アリエッティを主人公にしたファンタジーで、宮崎駿監督(68)が企画し、自ら脚本を担当した。約40年前に読んで、アニメ化を思いついたという。1950年代のイギリスが舞台だが、アニメでは現代の日本に設定されている。ジブリのアニメーターで、ジブリ作品では最年少の米林宏昌監督(36)のデビュー作となる。 東宝本社で会見したジブリの鈴木敏夫プロ