大阪府と大阪市が誘致を進めるカジノを含むIR=統合型リゾート施設をめぐり、大阪市は、予定地の「夢洲」の土壌改良や液状化対策などにかかる費用として、およそ800億円を市が負担するという概算をまとめ、来年の定例市議会に諮ることになりました。 大阪府と大阪市は、大阪湾の人工島、「夢洲」へのIRの誘致を目指していて、延べ床面積であわせて77万平方メートルに、カジノのほか、国際会議場や展示場、大型の宿泊施設や娯楽施設などを整備する方針です。 予定地の「夢洲」は土壌改良や液状化対策が必要となりますが、大阪市は、事業者側ではなく、土地を所有する市が費用を負担する方針を示し、これらにかかる費用の算出作業を進めてきました。 その結果、このほど、土壌改良と液状化対策などに、あわせておよそ800億円が必要だとする概算をまとめました。 市では、来年2月の定例市議会に諮る方針ですが、議会内には、多額の公費投入に批判