ブックマーク / note.com/kirik (8)

  • 「印鑑業界の雇用を守れ」といまごろ言われ始める話にビビる|山本一郎(やまもといちろう)

    一部で話題沸騰しております元外務政務官で、山梨一区で落選後復活当選している自民党の中谷真一さんのお話がこちらになります。 もちろん、いろんな意見があっていいし、中谷真一さんのような人が改革で潰される側のクッションになることで物事が適切に進めばいいという面もあるでしょうから、妄言を吐く政治家は失職しろとまで申し上げるつもりもありません。 ただ、印鑑を作っている人たちの生活があるからといって、公文書を印鑑で捺印しなければ事務が回らないという不合理を一般国民や企業に押し付け続けてきた問題は早々に解決されるべきだと思うんですよ。 口を開けば「DX」と言いがちな昨今ですが、我が国の経済の生産性が低いです、どうにかしましょうといっているときに、いまだ企業も国民も実印と印鑑証明を取りに走り回る不合理が強いる低生産性はどうにかしなければならない時期なんじゃないですかね。 いわば、自動車が普及する段階で馬車

    「印鑑業界の雇用を守れ」といまごろ言われ始める話にビビる|山本一郎(やまもといちろう)
  • ホイチョイが仕込んだ文脈の読みこなされなさに恐怖する|山本一郎(やまもといちろう)

    「皮肉を皮肉と読み解けない人」というのは結構いて、別にだからアスペは何だという話ではないのですが、通読すれば全く逆のことを言っているにも関わらず特定の文章だけ読んで噴き上がる人というのは書き手として困ります。 コンテクスト(文脈)を読んで欲しいというのは高いレベルの相談になってしまったのは、別に読者に読解力が無いからではなく、ひとつの記事や表現に対して多くのアテンションが払われなくなった現代の文化の消費具合にもかなりよるのだと思います。 以前、私も「竹中平蔵批判」の記事を書いたところ、コンテクストを読み取られずに「山一郎は新自由主義者だ」「竹中平蔵シンパだ」「山太郎が寝返った」などと散々なリアクションや抗議メールを頂戴したことがあります。真正面から批判すると角が立つ案件ほど、文脈で読ませて理解してもらうのもまた書き手のレトリックだったはずが、文脈ではなく文章を読まれてしまうのは書き手と

    ホイチョイが仕込んだ文脈の読みこなされなさに恐怖する|山本一郎(やまもといちろう)
  • 大月隆寛さんの解雇は完全に常軌を逸している|山本一郎(やまもといちろう)

    私も過去に大月さんとはいろいろあったけど、件で大月さんの身に振りかかっていることは非常に不当で、大月さんが地位保全の申立などされるのであれば協力のひとつもしないと気が収まらない。 そもそもの一因は海外からの留学生を巡るネタと伝え聞いているので、今回の話がもはや移民ブローカーさんたちの商品の受け皿になってしまっている地方私立大学のあり方も含めた、我が国の高等教育全体の問題としてきちんとテーマ化され直して、良きところに落ち着くことを心から祈ります。

    大月隆寛さんの解雇は完全に常軌を逸している|山本一郎(やまもといちろう)
  • 池田信夫の「集団免疫」、スペイン人6万人検査で無事否定される @ikedanob|山本一郎(やまもといちろう)

    池田信夫が「日は実質的に『集団免疫』を実現した」とかタイトルに書いていたので、何だろうと思って見物に行ったら、何を言いたいのか全く分からない文章でした。 この魚拓の中身で趣旨がつかめる人、います? 日でもイギリスと同じペースで感染が広がったとすると、すでに60%以上の国民が免疫をもっている可能性がある。 そんなわけあるか馬鹿。 2万7,000人亡くなっているスペインで抗体陽性が5%ほどなんだから、日が現段階でそこまで抗体もってるとは考えづらいだろうに。 JBpressでも「緊急事態宣言は『壮大な空振り』だった」という盛大な釣りタイトルを掲げながら中身はこれといった根拠もないので、Twitterではボロクソに否定されていて物悲しいわけです。 たぶん、池田信夫のような馬鹿がハーメルンの笛吹きぐらいの勢いで逆張り屋や反知性主義の連中を根拠なく煽って、結果論で「ほら、緊急事態宣言は要らなかっ

    池田信夫の「集団免疫」、スペイン人6万人検査で無事否定される @ikedanob|山本一郎(やまもといちろう)
  • プロパガンダと戦略思考|山本一郎(やまもといちろう)

    平均年齢80歳近い会議(という名の宴会)で断トツの若者代表47歳として参列して、しかし発言権はほぼ与えられず、6時間耐久フラワーロックをやって帰ってきたら午前2時を過ぎていたんですよ。ジジイども、元気です。と揶揄っぽく書くと「読んだよ」と電話をされてしまうので穏便に書くわけですが、エネルギーの余っている三兄弟を連れて45分のジョギングをした後で急遽飲めや歌えの三密現場に放り込まれたこともあって、むしろ睡魔との戦いでございました。疲れた。 でまあ、高齢者になっても第一線で頑張っているお年寄りは偉大だなあと思うのは「まだまだ勉強が足りない」「現状を教えてくれ」という真摯に学ぶワードがどんどん飛び交うことであり、独演会を始めがちないわゆる「老害」とは一線を画す人の優れたところは「人の話を聞く姿勢」にあるのだと思っています。畳の上でずっと座っていると足が激しく痺れること以外は、非常に有意義な場であ

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  • 山本太郎さん、都知事選出馬強行のお陰で罵声メールが今回もやってくる|山本一郎(やまもといちろう)

    民主主義ですし、山太郎さんやその周辺が「それでいい。出馬しよう」ということであれば、誰も止められませんから、それはそれで掴むチャンスも負うリスクもご自身のものとして頑張っていかれればいいんじゃないかと思うんですよね。 ただ、私としまして困ることがありまして、それは名前が似ているので間違われるということです。それも、困ったことに「山太郎さんが何かやらかしたときに、私(山一郎)のもとに批判や罵声、中傷がたくさん寄せられる」という現象が起きます。不思議と、応援メールの類は一切来ないんですよ。何故なんですかね。 で、さすがに気になるので「誰だよこんなメールを送ってくるのは」と思うじゃないですか。メールアドレスの主を調べたり、折り返し「私は山太郎じゃありませんよ。あなたの罵倒メールは無関係の私に着弾していますよ」という内容のものを送ったこともありました。しかしながら、そこで相手から「すみませ

    山本太郎さん、都知事選出馬強行のお陰で罵声メールが今回もやってくる|山本一郎(やまもといちろう)
  • 仕上がったおっさんの人生相談に友人たちと乗ってたら友人ごとブロックされた話|山本一郎(やまもといちろう)

    旧聞ネタが再度揉めていたので、分かる人には分かって欲しいという話を一般化して書いてみたいと思うんですけれども。 歳はとりたくないもので、麒麟も老いては駄馬にも劣るという諺(ことわざ)どおり、特定の業界では名うてのコンサルタント大先生が騒ぎを起こしておられました。さすがに問題勃発から二年以上と月日も経過したのですが、いまなお燻っておられるようで、良かれと思って関与した友人や、騒ぎを聞きつけて野次馬として集結した私たちまでフレンドを切られただけでなくブロックまでされるという惨事に発展してしまいました。 別に文句を言いたいわけではなく、功成り名遂げた、多額の資産を持つおっさんでもこのような事態になるというのは、まさに私たちの人生の行く末において他山の石とし、きちんと反省する材料にしていきたいと思う次第です。 もちろん、まだ弱冠47歳にすぎない浅学の身である私が、間接的とはいえ件に触れるのはおこ

    仕上がったおっさんの人生相談に友人たちと乗ってたら友人ごとブロックされた話|山本一郎(やまもといちろう)
  • 「韓国」というカントリーリスク|山本一郎(やまもといちろう)

    で、例の韓国との政治紛争の果てに日による「ホワイトリスト国除外」が騒ぎになりましたが、その後も順調に日韓間の経済面での交流は冷え込んできて、実にややこしい展開になってきてはいます。 私の身の回りでも、いままで特に問題の無かった取引が韓国企業の「スポンサー」から日との取引に難色を示す発言が出て事業自体が突然クローズ宣告をされたり、経営難だというので払われなければ納品しない方針に変えたところ「スポットとはいえ信頼ベースの取引のはずだ、いきなり納品しないとは酷いから訴える」という素敵なレターを頂戴したりしました。好きにしろよ。 まあ、これらのビジネスは大した金額でもないのでどうでもいいんですが、一番困るのは半導体製造装置や自動車部品、大容量電池などの貿易を担う各社じゃないかと思います。やはり、横並びで話を聴いていると、経済失調だけでなく対日感情の悪化で不要不急のトラブル対処が発生し、取引の一

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